少し、昔の話をします▽

なぜこんなにも、私が朝東風にこだわるのか。

知っている方もいるかもしれませんね。これを完結させ、世に送り出すことだけが私の生きがいなのです。

自分の存在や価値、有用性をすべて否定された自分がとったのは、「落書き投稿」という逃避行動。その中でまた踏みつぶされて、粉々になって。

そうした先で見つけ出したのが、オリジナルストーリーなる、物語創作。

色とりどりの世界線に魅了されて、私は拙い出会いを紡いできました。

師匠と出会い、兄弟と呼べそうな絆さえ手に入れ、脈々と受け継がれてきた感情を、永遠に残していくことこそ恩返しだと思い、今に至ります。

死を覚悟したとき、師匠が私に言った言葉。

「せめて、何か残していってくれ。君が死ぬとき、君の中にある人々の物語は死んでしまうのだから」